芸術作品の展示物は触れてはいけないというルールが共通化されている印象ですが、近年そんな常識を打ち破るような「触れる」アート作品が増えつつあります。今回ご紹介するのもそんな作品の内の一つ、まるでジャングルジムのような触れる巨大なオブジェです。
ビビットな黄色・ピンク・水色で着色された細かなメッシュ状の柵で組み上げられた、登ったり座ったりして楽しむパブリックスペース的な役割を兼ねた巨大なアート作品となっています。
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パビリオンを兼ねたオブジェとして、カリフォルニア州のサンタバーバラに設置されている一連の作品は、サンタバーバラの内陸部の熱気と海辺の涼しさが入り交じる気候を表現しています。アート作品として美しいメッシュを楽しむ事は勿論、一部に設置されたステージでパフォーマンスを行ったり、斜めになった丘陵部に腰掛けベンチとして利用することも許可されています。周りを海に囲まれているので、景観の美しさも含めて楽しめる作品ですね。
普段は触れてはいけない高尚なものとして少し遠い存在である芸術作品ですが、このようなアートなら街のランドマークとして親しみを持って接することができそうです。
SPORTS collaborative punctuates santa barbara with colorful matrix pavilions