3Dプリンターによって、人の手では長時間を要するものや、とても不可能な形状のものまで、簡単に作ることができるようになりました。そしてそれらは実際に、私たちの社会の中で使われ始めています。今回紹介するのは、3Dプリンターによって作られて複雑な形状のオブジェになります。
これは2013年度のDME(デザインマネジメントヨーロッパ賞)のトロフィーになり、PDRという研究センターが2007年から継続して請け負っているものだそうです。
文字の構成によってデザインされた複雑な形状のトロフィー。人の手で作ろうと思うと途方もない労力が掛かることが容易に想像されます。また、複雑なだけではない細かな仕掛けも施されていて、表面に変化を与えるため、各文字を0.1mmずつ前後させてエッジを際立たせるといった工夫も施されているそうです。
3Dプリンターだからこそ実現することができた複雑な形状。現在の時流を取り入れた、今年のデザイン賞に相応しいトロフィーに仕上がっているのではないでしょうか。