AI(機械学習)は学習する内容次第ではマンパワーを凌ぐ効果を得ることができると、注目を集めている最新技術のひとつです。今回ご紹介するのもそんなAI技術を用いて制作された、木製のチェアにAIを組み合わせた「robotic chair」です。
椅子のパーツがバラバラに崩壊しても、自力で元の形に戻る事ができるという驚きの技術です。まずはその様子を撮影した映像がありますので、そちらをご覧ください。
動画は以下より
「robotic chair」は木製の一般的な椅子のような見た目をながら、内部には高度な人工知能とロボットが組み込まれています。それらの機器は外部コンピューターによって無線ネットワークを通じて制御されており、自動でパーツの崩壊と再構築を繰り返すようにプログラミングされています。オーバーヘッドビジョンシステムという仕組みによって欠落しているパーツを自ら探し、動いて再構築を行い、元に戻るのに掛かる時間は僅か数分。椅子の背、脚の全5点のパーツを正確にはめ込みます。
ご紹介したものでは椅子でしたが、もっと複雑なプロダクトや機械に適応することが可能になれば、よりレベルの高い活用法が期待できそうですね。
this self-healing robotic chair falls apart and picks itself back up again in minutes