ロボットには情緒を感じることができず、ただ人に有益なものをもたらす存在だと今まで思われてきました。ですが、今回ご紹介する「poet on the shore」はそんな常識を覆してくれるようなAIロボットとして注目されています。
可愛らしい外観を持つ「poet on the shore」は、ロボットの本質を覆すことに挑戦するものとしてYuxi liu氏の手により誕生しました。まずは詳細を知ることができるプロモーションムービーを以下よりご覧ください。
詳しくは以下
https://vimeo.com/219846787
小さなローラーで海岸沿いをことりことりとゆっくり進む「poet on the shore」。風見鶏のようにくるくると回るセンサーで子どもの喧噪や海鳥の営みの音を聴きながら、時には波のそばでじっと佇んで海の音を聴いているかのような所作を見せてくれます。そんな「poet on the shore」が歩いた後には砂浜の上に細い文字が刻まれていき、詩が完成していきます。機械学習によって多感情経験を持ち、それが詩的感性を生み出しているということ。
人間に利益をもたらさない行為を行い、まるで人のように周囲の状況で詩を書き下ろしていく姿は、今までのロボットに対する考え方を劇的に変えてくれるものなのではないでしょうか。今後もいろいろな機能を持ったロボット技術に注目していきたいですね。