皆様は産業用のロボットと聞くとどのようなイメージを持たれるでしょうか?工場のラインに複数設置されており、精密な動作をプログラムされた通りに黙々とこなしていく精密な機械という印象を持つ方がほとんどではないでしょうか?今日紹介するのは、有機的なコミュニケーションがとれる産業用ロボットプロジェクト「Madeline the Robot Tamer」です。
Vimeoにそのプロジェクトの全容がまとめられた動画が公開されていましたので以下からご覧下さい。
Madeline the Robot Tamer from Pier 9 on Vimeo.
センサーを追いかけて、人に追従していく姿はまるで命を宿しているような、今までの産業用ロボットには無い感覚を見せてくれます。普段は超大型の無機質な物体にまた違った側面が現れます。また、ジェスチャーでのコントロールは人間と産業用ロボットの垣根を飛び越え様々な作業がコラボレートできそうな気がします。
超精密な作業までもこなせる、産業用ロボットとアートやクリエイティブの側面で学習させた人工知能は、まだ見た事も無いアートの世界を私たちに見せてくれそう。人工知能が発展してくるにしたがって、産業用ロボットはもしかすると身近かなパートナー的な存在にもなりうるのかもしれないと今回のプロジェクトを通じて考えさせれました。今後も技術発展に従い、こうであるべきという概念は大きく変わっていきそうですね。