先日Designworksでは「有機的なコミュニケーションがとれる産業用ロボット「Madeline the Robot Tamer」」という記事で、産業用ロボットとの有機的なコミュニケーション事例についてお伝えしましたが、今回紹介するのはそんな産業用ロボットの象徴とも言えるロボットアームとアーティストのコラボレーションで生み出されるアート「Drawing Operations: An Artist and a Robotic Arm 」を紹介したいと思います。
真っ黒な紙を引いて、その上にロボットアームが設置されており、ロボットアームの手にはアーティストと同じく白い線が引けるマーカーが握られています。実際その様子が、Vimeoに公開されていましたので以下からご覧ください。
動画は以下から
Sougwen Chung, Drawing Operations (Collaboration), 2015 from sougwen on Vimeo.
恐らくセンサーもしくはペン側で座標を取っているのか、アーティストの動きを対象に再現していくような動きをとっています。全く同じではなく、誤差があるため、描かれる線は全く同じにはならず、ロボット側とのズレが生まれ一つの絵となっていきます。
このプロジェクトはアーティストのSougwen Chungによって行われ、人間とロボットの相互作用を調べる一つの研究段階として実施されたとのことです。こうした芸術面へのロボットの進出はまた新たなジャンルを形成して行きそうな気がします。