笑顔の人を見るとほほが緩んだり、逆に落ち込んでいる人を見ると悲しくなったり、人間は少なからず周りの人たちの表情や感情の影響を受けているものです。今回はそんな効果を利用したアート作品「Turn That Frown Upside-Down」を紹介したいと思います。
これはリアルタイムに自分の表情を額の中に写し出すといったものになっていますが、その表情はいつもと少し異なるように写るようになっています。展示の様子がムービーで公開されていましたので、まずは下記よりご覧ください。
白い額だと少し笑顔の自分が、逆に黒い額だと少し悲しんでいる自分が写し出されるようになっていて、それによって対象の感情を動かそうといった狙いがあるということです。表情はあまり不自然になりすぎないよう少しだけ変化をつけているようで、「自分の表情である」という認識の範疇を超えないよう調整がなされています。
脳を誤認識させるので少し怖い気がしますが、服の試着室での利用のほか、個人用の全身鏡として使用すれば毎日が少しハッピーになりそうですね。