紙を使い匠な技術によって作り上げられるアート手法・切り絵。さまざまなアーティストによって取り入れられており、その作品の数々は、とても人の手で作られたとは思えない精巧なものばかり。そんな中今回は、絶滅危惧種の動物をモチーフにしたペーパーカットアートを紹介したいと思います。
アーティストのパトリック・カブラル氏によって制作された、非常に綿密な質感が特徴のペーパーアートシリーズです。
詳しくは以下
細かな装飾を彫り込んだ紙のパーツを何重にも重ねて立体感を出しており、彫り出される模様はレース細工を連想させる細かさ。動物たちは正面を向いた頭部のみが作られており、動物の目から伝わる視線の力強さと、繊細なフェイス部分の作りが対照的な作品となっています。パトリック・カブラル氏は制作で得た収入の半分を動物保護団体へ寄付しているそうで、慈善的な取り組みにも繋がっているアート作品です。
絶滅の危機に瀕した動物たちからのメッセージが伝わるようなパワーのある作品ですね。他の作品も気になる方は以下リンクよりご覧ください。
Endangered Species Cut from Paper by Patrick Cabral | Colossal