私達の身近に存在する資源、紙。普段何気なく利用している紙ですが、ペーパークラフトだったり、切り絵だったりアーティストの手にかかれば、瞬く間に芸術作品へと変貌します。今回ご紹介するのは、そんな紙を利用して制作された巨大なインスタレーションアート「paper cloud」です。
ラミネート紙と呼ばれる、つややかな紙のみを利用して制作された圧倒的な作品です。
詳しくは以下
リング状に丸めて切り込みを入れた紙をはめ込んで制作されたシンプルなパビリオンは、フランスのモンペリエの街に設置されました。このアートを制作するのに必要とした紙の枚数は、2000枚。全て接着剤やボルト無しで組み上げられています。紙の色は全て白を使用することで、周囲の建物の色を紙のパビリオンに写り込ませて、自然と調和するように設計されています。上から見た姿は、まるで町中に突如現れた雲のようなシルエットになるよう設計されています。パビリオンは遠くから眺めるだけでなく内部に入って鑑賞することも可能で、アートに直接触れて楽しめる作品となっています。見慣れた紙が全く別物に変身した、美しいアート作品ですね。
studio 3A builds 'paper cloud' pavilion at festival des architectures vives