近年増えている触れて楽しめるアート作品。触れた感触を楽しんだり、作品を身近に感じられるなど、触れる利点を活かした鑑賞の仕方が楽しめるのが特色です。今回ご紹介するのも、そんなアート作品のうちひとつである「世界は、均質化されつつ、変容し続ける」です。
自らが触れて楽しむだけでなく、触れることでアート作品の一部が変容するインタラクティブな要素を取り入れた大規模インスタレーション作品です。展示の様子を撮影した映像も御座いますので、まずはそちらをご覧下さい。
詳しくは以下
さまざまな色に変化する多数の球体が折り重なり、一つの巨大な構造体を作り上げている会場全体を利用した展示。それぞれの球体は通常全て同じ色に発色していますが、球を叩くなどして衝撃を与えた途端、その部分とその衝撃が伝わった隣り合わせの他の球体が違う色へと変化するというインタラクティブで、発想の面白さだけでは無く、作品全体を構成する色合いまでも美しく作り込まれた作品です。
よりアートを身近に感じられそうな、ユニークな参加型インスタレーション。展示はシンガポールで行われているそうですが、機会があれば本物を体感してみたいですね。
teamlab's color-changing floating spheres at the national gallery singapore