インスタレーションアートは室内や野外などにオブジェや装置を設置し演出した、空間全体をアートに変えるアート手法です。近年一般化しつつあり活発なアートジャンルでもあるため、その存在を知っているという方も多いのでは無いでしょうか。今回ご紹介するのはそんなインスタレーション作品のひとつである、カラフルなテープを使った美しいインスタレーション「vertical line garden」です。
芝の美しい伝統的なガーデンに現れた、日常から異空間へと誘ってくれる野外インスタレーション作品です。
詳しくは以下
こちらのインスタレーション作品は、カナダ・ケベック州にて開催される国際庭園フェスティバルの為に制作されました。こちらのアート作品を構成するのに使われたのは、工事現場などに用いられるバリケードテープ。目に鮮やかな色彩は、注意を促すために利用されるテープならではですね。中に入ると外のガーデンが見えないほどに、みっしりとテープが吊るされ、まるでひとつの隔離された空間のように感じられます。これらのテープは風が吹くとたなびき、その姿を変貌させます。
テープの素材の特性を活かした技ありなインスタレーション。風の強さ、日差しの差し込み方によっても印象が全く異なって見える、非常に魅力的な作品ですね。
julia jamrozik + coryn kempster play with color in vertical line garden