誰もが日々欠かさず使うであろう椅子。毎日使うものだからこそ、その座り心地にはこだわりたいものです。しかし、柔らかさや柔軟性の好みは人それぞれですので、なかなかコレ!といった家具に出会える機会は少ないのかもしれません。そんな中今回紹介するのは、重ねかたで柔らかさを調節した家具「bouncy layers」です。
家具の製造販売を行うKUKA社が主催した展覧会「Home Living Boundless Design」のためにデザインされたようです。 作品の紹介動画がありますので是非ご覧ください。
動画は以下より
誰も思いつかないようなスタイリッシュなフォルムからは、椅子であることを感じないほど。1.5mm厚のポリカーボネイト板を使用しているそうで、本当に座っても大丈夫だろうか?と思ってしまうほど繊細なデザインですが、板の特性を活かして作られており体が触れる部分は柔らかく、そうでない部分は強度を持たせているため安心して体を預けることができます。また板の重ね方、曲げ方を調整することでクッション性や柔らかさを出しているようです。この作品の最大の魅力は「柔らかい」という人間の持つ「感覚」を、目で見えるように表現しているところです。実際に座り心地を試してみたい作品ですね。