データから自由にものを出力することができる3Dプリンタ。その可能性の高さからさまざまなメディアに取り上げられ、一般認知も広まってきていますが、オブジェやフィギュアの生成など、特定の分野でのものにとどまっている気がします。今回は趣味や造形ではなく、3Dプリンタを使って実用的なものを作る試み「cornell researchers 3D print fully functional loudspeaker」を紹介したいと思います。
これはコーネル大学の研究者による試みで、3Dプリンターのみでプリントされたスピーカーを作ろうというものです。3Dプリンタを利用して制作されている風景を収めた動画が公開されていましたので、下記よりご覧ください。
このスピーカーは外装が3Dプリンタで作られているほか、内部の電子機器であるコイルやパーツも金属のインクから作られていて、全てプリンタから出力されたスピーカーとなっています。
このような手法が一般化され3Dプリンターの開発が進めば、複雑な製品が安価に提供され、知的財産である設計図の価値がより高まりそうな気がします。3Dプリンターの可能性を確かに感じる試み、今後の展開に期待。