日々アーティストによってさまざまな作品が発表されており、デジタルが主流の現代でもアナログテイストなアートは常に発表され続けています。今回はそんな中で、ニューヨーク・ブルックリン在住のアーティスト・Juan Fontanive氏から発信された作品「ORNITHOLOGY」を紹介したいと思います。
時計や自転車などの部品から組み立てられた特別な機器と、一枚一枚手書きで描いた鳥たちの絵によって、ページめくりによるアニメーションが表現されています。ムービーでも作品が実際に動く様子が公開されていますので、以下よりご覧ください。
ムービーは以下より
Ornithology, 2013 flip book machine from Juan Fontanive on Vimeo.
ページ送りが持つ独自の動きを利用することによって、鳥が本当に羽ばたいるようなリアルなアニメーションが表現されており、まるでフリップブックの中で生きているかの様な、不思議な印象を与える作品となっています。
インターネットがあれば何でも調べられるような現代にあって、リアルな動き・視覚に訴えるこれらのアナログ作品は、現実性の大切さを改めて認識させてくれそうです。また、アナログへの探求自体が、メディアやデジタルの形成に大きな役割を果たしているとも言えるのではないでしょうか。
Spectacular Motorized Flipbooks of Hand-Drawn Birds – My Modern Metropolis