錯視芸術と呼ばれる視覚の錯覚を狙った芸術は色々と世界では展開されており、昔から、さまざまな手法で私たちの目を楽しませてくれています。一時期「トリックアート」といった名称で流行し目にした人も多いと思います。今回はそんな錯視芸術の中でも、陰影などを匠に利用し、紙の中に命を宿す「Ramon Bruin's New 3D Illustrations」を紹介したいと思います。
これはオランダ人アーティストRamon Bruin氏によって作られた作品で、平面の紙中にさまざまな立体的な生き物たちを描く作品となっています。
水を飲むシマウマや水槽の中を泳ぐ魚、海面から顔を出すサメなど、どれも立体的に描かれていて、生き物たちによって作られる影もまるでそこにいるかのような自然さを感じます。これらはある角度から見ると立体的に飛び出すような描き方がされていて、無機質な紙の中にまるで、その場にいるような印象を受ける作品です。
光と影を使って立体的に見せる芸術。近年話題のプロジェクションマッピングにも通じるものがありますね。
Ramon Bruin's New 3D Illustrations Spring to Life – My Modern Metropolis