動画サイトなどで動画を見ている際に表示される広告。スキップボタンを押して飛ばすと言う人も多いのでは。今回ご紹介するのはそんな「広告をスキップする」と言う行動に注目し、寄付金を集めた動画広告を使ったPR施策Skip a meal」です。
動画をスキップすると言う行為、貧困層が直面する問題を上手くかけ合わせ寄付を募った、思わずはっとさせられる内容です。プロモーションの概要を説明した動画がありますので、まずはそちらをご覧ください。
詳しくは以下
ユダヤ系の長期休暇である旧正月を祝う9月。多くのユダヤ系の人々は家族と一緒に祝いの料理を並べた食卓を囲む一大イベントです。しかし、イスラエルで暮らす人々はそうではありません。そんな人々に食事を届けるべくNGOが行ったのが「Skip a meal」です。ユーザーが動画を再生していると広告として、料理の映像が流れます。何気なく広告をスキップしようとボタンに手をのばすと、そこには「貴方は食事をスキップすることを選択しました。しかしイスラエルには他に選択肢がないがために、食事を抜く(スキップ)する選択を余儀なくされる人がいます。彼らの旧正月の為に食事を寄付しませんか?(意訳)」のメッセージが。NGOはこの意表をつくプロモーションで、17,000食にもなる額の寄付金を集めることに成功したそうです。
日常の何気ない行動から、貧困に目を向ける機械を生み出した素晴らしいアイデアですね。