銭湯などに多く設置されているサウナ。一度は利用したことがあるという方も多いのでは?そんなサウナも極寒の地スウェーデンでは重要な日常生活の一部のようです。今回ご紹介するのは、そんなスウェーデンのある街に建てられた特徴的なサウナコンテナ「SOLAR EGG SAUNA」です。
卵のような特徴的な外見に、金色のミラーリングシートで全面を隈なく覆った、街の新たなランドマークとして設計されたサウンコンテナです。
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このサウナコンテナが設置された町キルナはある問題を抱えていました。街の中心部に鉄鉱石の鉱脈が位置していた為、残念なことに町が2つに解体されようとしていたのです。それを受けてデザインスタジオBigert&Bergströmが提案したのが「SOLAR EGG SAUNA」。伝統あるサウナ文化の中で、リラックスしながら今後の町の問題や悩みについて話し合い、解消できる憩いの場をというコンセプトで作られました。外見こそは奇抜ですが、中は落ち着いた木目張りで求心状にベンチが置かれている為、落ち着いて語り合うことができそうです。
日本でも「裸の付き合い」という言葉があることですし、町の住民たちの絆も深まりそうなアイデアですね。直面した境遇に町の人々が立ち向かうために提案された心優しいコンセプトの作品ではないでしょうか。