私達が普段使用するチェアは、足が3本や4本でバランスを保っているものがほとんどですが、今回紹介するのは、足が2本という構造のチェア「Inactivité」です。
フランス人デザイナー・Benoit Malta氏考案の、座る人の重心を利用することで成り立つ、新しい発想のチェアとなっています。まずはプロモーションムービーを以下よりご覧ください。
ムービーは以下より
Inactivité – Chaise – 2014 from Benoît Malta on Vimeo.
使用していない時は壁に立てかけておき、使用する時は座る人が2本の足を支柱にしてバランスを取ることが必要。少し前かがみの姿勢になることで、倒れることなく適度な緊張感を保ちながら座ることができます。素材はナチュラルなウッド素材。立てかけてある風景は、まるで壁に寄り添っているかのようにも見えます。非常に美しいフォルムも魅力的ですね。
チェア自体に身を委ねるのではなく、共にくつろぎの時を過ごすことができる、人によっては強い愛着を感じられるチェアではないでしょうか?