アートにはさまざまな表現方法があり、時に手で作り出したものと現実世界が融合することで生み出される作品も数多く存在しています。そんな中今回は、リアルな風景とカットされたイラストが織り成す世界を写しだしたシルエットアートを紹介したいと思います。
スペインの芸術家・Pejac氏によって制作された、シルエットを利用した幻想的なビジュアルが印象的なフォトアート作品となっています。
詳しくは以下
ビルの窓ガラスに黒いフィルムを使って人や木の形などを作り出し、その物体が窓越しに人間の姿と重なることで、1枚の作品が完成します。ブランコに乗っていたり、紙ひこうきを飛ばしたり、自然にぴったりとマッチしており、まるで物語を見ているかのような描写に心奪われます。シルエットで表現することで、世界観に奥行きが生まれ、見る人の数だけ新しいストーリーが展開されるという点も魅力的です。
カメラ、ガラス、そして風景と、3つが1つになったときのビジュアルを想像しながら生まれた、行為的な作品ですね。今回紹介したもの以外にも作品は公開されていますので、気になる方は以下リンクよりどうぞ。
Pejac Plays with Silhouettes and Optical Illusions in New Miniature Artworks | Hi-Fructose Magazine