釜で焼き上げてじっくりと時間をかけて完成する陶磁器。独特の温かみや釉薬による表現の美しさなど、ガラスには無い魅力があります。今回はそんな陶磁器によるアート作品「LIQUID SERIES」をご紹介します。
固体なのにまるで液体のような見た目が不思議な磁器ボウルです。
詳しくは以下
こちらの「LIQUID SERIES」を制作しているのは、イギリス在住のアーティストALISSA VOLCHKOVA氏。白いボウルに液状にした粘土を何重にもかけ、そのまま焼き上げることで流動的な液体のような表現を可能にしています。ボウルにかける液体粘土は制御できないため、制作するごとに異なる作品に仕上がるそうでその偶発性も魅力的ですね。黄色や薄緑、ピンクなどこれまでの陶磁器のイメージに無かった柔らかくポップな色合いもとても新鮮に感じられます。
非常に面白いアイデアですね。偶然から生まれた独特な外見が魅力的な、これまでの陶器の印象をガラリと変える斬新なアート作品ではないでしょうか。
Porcelain bowls designed to look like paint blobs – Feel Desain