天国というものを想像してみると、多くの方が雲の上の美しい世界を思い浮かべるのではないでしょうか。実際にそのような世界を見ようと思うと飛行機に乗ったり山に登ったり、生きている中ではなかなか難しいものです。今回紹介するのはそんな雲の上の世界を泡で表現したアート作品「Foam」です。
これは日本のアーティスト名和晃平氏によって作られたもので、2013年8月10日〜10月27日の期間開催されていた「愛知トリエンナーレ」にて展示されていました。日本で開催されていたので、実際に見られた方も多いのではないでしょうか。いくつかのシーンが公開されていましたので下記からご覧ください。
ビルの一室をまるまる暗室化して、床からゆっくりと噴出される泡に光を当てた作品。まるで夜の雲の上を旅しているような、不思議な感覚に陥らさせます。しかし、これはあくまでも幻想の世界であるということを「泡」という性質で表現しているようにも思えます。見る人にさまざまな解釈を抱かせる不思議な作品。
異世界を味わえるインスタレーションは自分の新たな側面に気がつけるような気がします。