毎年開催されているデザインアワードの一つ・コクヨデザインアワード。未来の可能性を感じさせてくれる文具類が多数誕生しており、中には製品化されているものも。そんな中今回紹介するのは、2012年にグランプリを受賞し製品化された「なまえのないえのぐ」です。
色の名前で表現せず、CMYの3原色から生まれる色として絵の具がラインナップされた、使う人の発想力が無限に広がる絵の具となっています。
詳しくは以下
【作者コメント】
「水色」という色がある。でも蛇口から出てくる水は、そんな色じゃない。「肌色」という色がある。でも、恥ずかしがってるあの子のほっぺはもっと赤い。幼いころに感じていたそんな違和感から、このえのぐを考えました。混ぜたり、薄めたりして色を自分で生み出す。その楽しさに、子供はもちろん、大人も夢中になってくれるはずです。
(公式サイトより流用)
従来の、最初から色が決まっているものとはまったく発想が異なり、自由な発想でオリジナルの色や濃さを調整しながら生み出すことができる、絵を描くことに見えないながらに生まれていた境界が、この絵具によって広く解き放たれそうです。
芸術の秋でもある今の季節にぴったり。ギフトとして贈っても喜ばれそうですね。発売は2015年10月中旬とのこと。以下リンクより、商品化レポートや商品販売情報なども閲覧できるようになっていますので、気になる方はチェックしてみてください。
なまえのないえのぐ|商品化された作品|KOKUYO DESIGN AWARD(コクヨデザインアワード)|コクヨ
創造力を育む「なまえのないえのぐ」、気持ちを伝える「和ごむ」を発売|プレスリリース|コクヨ
The Nameless Paint Set: An Alternative Way of Understanding Color | Colossal