耳を通して感じることのできる音は、目には見ることのできない情報ですが、確かに感じる事ができ、そして身近なものです。今回紹介するのは目に見えない音を光りで視覚化して体験させるインスタレーションアート「Sound of Threads」です。
この作品はアイスランドのレイキャヴィークで開かれた展覧会で発表された作品で、パリ在住のアーティストBertrand Lanthiez氏によって制作されたものです。実際の作品が稼働しているシーンを納めたムービーが公開されていましたので、まずは下記よりご覧ください。
作品は二つ公開されており、一つは音に合わせて糸や布を光らせる仕組みとなっていて、ピンポイントで光が照射されていく様子はデジタルな感覚を感じさせながらも、幻想的な雰囲気を演出しています。もう一つの作品は、布に照射したものは観覧者の行動に合わせて光や音が変わる仕組みで、中に入って遊ぶことによって相互作用する作品となっています。
見えないものを視覚化するという手法は昔から使われてきたものですが、技術の進化によってより鋭く具現化されてきている気がします。