パブリックアートとは、美術館やギャラリーといったアートを主たる目的としていない施設以外の公共の場で展開されるアートを指します。今回紹介するのは、サンフランシスコで展開された、デジタルパブリックアート「PARAMETRIC DATASCULPTURES」です。
こちらは6ミリメートルピッチの大型のLEDメディアウォールを利用しており、全12章構成となり、90分構成の長編のヴィジュアルアートが展開されています。実際に動作している動画がVimeoに公開されていましたので以下からご覧ください。
動画は以下から
Virtual Depictions: San Francisco / Public Art Project from Refik Anadol on Vimeo.
「PARAMETRIC DATASCULPTURES」はメディアアーティストRefik Anadolによるもので、Kilroy Realty Corporationと共同で開発・設置されたものとのことです。普通パブリックアートと聞くと大きな彫刻だったりとリアルなものが多く、パブリックアートとしてのデジタルアートは比較的斬新な試みだと思います。
現在、国内では、LEDビジョンはアートというよりも、商業的な情報を伝えるためのデジタルサイネージとしての活用が主たるものですが、このようにパブリックアートとして利用方法は斬新で、そして近未来的な印象を受けますね。都市のブランディング・ビルのブランディングとしては、見事なプロジェクトだと思います。
Virtual Depictions: San Francisco / Public Art Project on Vimeo