文化の発展や時代の流れに合わせて、さまざまなデザインが作られてきましたが、その中で使われているフォントは文字の情報を伝えると共に雰囲気を伝える重要な役割を果たしてきたのではないでしょうか。今回紹介するのは、そんなフォントの中でも自分たちの町に何気なくひそむフォントを対象としたアートプロジェクト「のらもじ」です。
これは昔の看板に見られるような、個性的で魅力的な文字を再利用しようというもので、広告デザイナーの下浜 臨太郎氏によって進められているプロジェクト。のらもじ発見プロジェクトのプロモーションムービーが公開されていましたので、下記よりご覧ください。
フォントは全て50音のひらがな、またはカタカナで構成されていて、Webサイトより文字を試し打ちをすることができます。また、公開されているフォントはSNSでシェアをするか小額の寄付をすることでダウンロード可能です。寄付されたお金やフォントグッズ販売による収益はフォント提供者に還元されるという仕組みを取っています。
継続性や提供者への配慮などなど、様々な部分がよく考えられたクリエティブで素晴らしいプロジェクトだと思います。