鉛筆一本で描くドローイングはシンプルな技法だけに、描く人の個性が光るものです。今回はそんなドローイングで描かれた、まるで紙から飛び出してきたような美しいアート作品を紹介したいと思います。
イタリア人アーティスト・Alessandro Diddi氏によって描かれた、影や濃淡による表現によってリアルな立体感が感じられる、ユニークで印象的な作品となっています。
詳しくは以下
紙の中から突き出た手が指輪を持っていたり、閉じそうな紙を必死に支える人の姿であったり、まるで2次元の紙の中から抜け出し現実の世界で活動しているような、不思議な世界観を感じることができます。また、作品がリアルと連動している点も、この作品の魅力の一つとなっています。
鉛筆の濃淡だけで、表現された立体感の精巧さには本当に驚かされますが、ずっと眺めていても飽きることのない、一つ一つの作品の完成度の高さと美しさがこのドローイングの世界観に引き込んでくれる、力強さを持った作品だと思います。氏は他にもたくさんの作品を公開していますので、普段の生活の中ではなかなか感じることのできない、違和感の中に存在する美しさを是非感じてみてください。
Mind-Boggling Anamorphic Drawings Leap Off the Page – My Modern Metropolis