昼と夜、同じ場所でも人の流れも異なり、まったく違う表情を見せてくれる街があったりしますが、今回紹介するのは1枚の写真で、場所の一日を一度に表した写真作品で「DAY TO NIGHT」です。
この作品はアメリカのフォトグラファーSTEPHEN WILKES氏によって制作されたもので、ワシントンやニューヨーク、上海など、主要都市や有名な場所の、昼と夜の写真を合成した作品となっています。いくつか作品が公開されていましたので下記からご覧ください。
昼から夜への自然なつながりは、異なる撮影方法を用いて撮られた写真を合成したもので、明るい時間帯はシャッタースピードを短く、暗い時間帯は長く撮ることで色味を上手く調整し一枚に合成したときの違和感を消す事に成功しています。また、手前から奥にかけて時間帯の変わるものや、左から右にかけてなど、その街や景観に合わせて時間の移り変わりの軸を変えているようです。
景観の移り変わりによる面白さや、その場所の持つ雰囲気を1枚の写真という限定されたメディアで上手く伝えることに成功した作品だと思います。
Bernstein & Andriulli – Photographers – Stephen Wilkes – Day To Night